今回紹介するのは高橋勇夫さんの『天然アユが育つ川』(築地書館)という本です。
アユの生態について調査している高橋さんの、アユの現状の解説が中心です。
アユは川魚の代表であり、非常においしいことでも知られています。
そのアユがどんな生態をしているのかという部分から、話が始まります。
アユは卵は川で産み、孵化した後に海へ移動して再び川に遡上してくるそうです。
遡上の時に問題になるのが川の段差ですが、そのための魚道が魚の立場にたって作られていないと指摘されていました。
また、ダム建設で産卵に適した砂利が減って、結果アユの数が減ったケースもあるそうです。
他にもアユの放流は各地で行われていますが、その部分に関する指摘もありました。
アユを増やそう、川に戻そうという取り組みは多くても、結局アユ視点が欠けているということなのだろうと感じました。
興味のある方は書店や新古書店、図書館などで探してみてください。

2012/05/14(月) | 本紹介 | トラックバック(1) | コメント(0)














